フィリピン中部にある火山が噴火し、付近の住民およそ1500人が避難しました。

フィリピン火山地震研究所によりますと、中部・ネグロス島にあるカンラオン山で3日夜、爆発的な噴火が発生しました。

噴煙の高さはおよそ5000メートルに達し、山頂から南および南東の方向では2キロから3キロにわたって火砕流が発生したとみられるということです。また、火山の西側では降灰と硫黄のような異臭も確認されています。

噴火を受け、火山から半径4キロメートル以内への立ち入りが禁止され、付近の住民およそ1500人が避難しました。これまでのところ死傷者は確認されていないということです。

今回の噴火を受け、フィリピン火山地震研究所は5段階ある警戒レベルを「1」から「2」へと一段階引き上げています。

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