アメリカのバイデン大統領がイスラエルの提案として示したイスラム組織ハマスとの新たな停戦案を巡り、イスラエルでは混乱が明らかになっています。

 ネタニヤフ首相は3日、声明で「ハマスの壊滅が最重要課題」だと表明しました。

 停戦交渉で「妥協している」との右派からの批判をかわす狙いがあるとみられます。

 また、この日、ネタニヤフ首相は国会で「バイデン大統領からは停戦案のすべての条件が提示されていないため、戦闘停止には同意しない」と説明しました。

 バイデン大統領は先月31日の演説で、停戦案はイスラエルの提案と説明していて、その背景を巡り認識の違いが浮き彫りになっています。

 一方のハマス側は前向きな反応を示しているものの、停戦案の受け入れを正式に表明していません。

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