スペインなどヨーロッパの3カ国が28日にパレスチナを正式に国家として承認する予定です。承認を支持しないEU(ヨーロッパ連合)の加盟国もいて、議論の行方に注目が集まります。
スペイン サンチェス首相
「本日、開かれる閣僚会議で、スペイン政府はパレスチナを正式に国家として承認することをお知らせします」
スペイン、ノルウェー、アイルランドの3カ国は28日にパレスチナを国家として承認する予定です。
3カ国の外相が27日に共同会見を開き、アイルランドマーティン外相は国家承認の理由について、イスラエルとパレスチナの「両民族の関係が正常化される未来を望んでいるからだ」と述べたうえで、「EUはパレスチナ自治政府の改革計画を早急に支援する必要がある」と訴えました。
パレスチナの国家承認について、スロベニアやマルタが前向きな発言を行う一方、フランスやドイツは相次いで支持しない意向を示しいます。
EUの外相にあたるボレル上級代表はイスラエルとパレスチナの「2国家共存」に向けて話し合いを行う考えを示していて、各EU加盟国の判断の行方も注目されます。
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