北朝鮮が昨夜遅く、弾道ミサイルの可能性があるものを発射したことについて、北朝鮮メディアは、軍事偵察衛星の打ち上げに失敗したと報じました。

記者
「赤い光をともしながらゆっくりと空にのぼっていく様子が確認できます。いま、激しい光とともに、消えましたね。爆発でしょうか」

韓国軍の合同参謀本部の発表によりますと、北朝鮮はきのう午後10時44分ごろ、北西部・東倉里付近から黄海の南側に軍事偵察衛星とみられるものを発射しました。

韓国軍は打ち上げ直後に、黄海上で多数の破片を探知していて、飛翔体が空中で爆発したとみています。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信はきょう未明、「国家航空宇宙技術総局が偵察衛星を新型ロケットに搭載して打ち上げたものの、空中で爆発し失敗した」と報じました。

失敗の原因については、新たに開発したエンジン部分に問題があったためとしています。

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