フランスで開催中の第77回カンヌ国際映画祭で24日、イランのモハマド・ラスロフ監督の作品「聖なるイチジクの種」が公式上映され、監督らが喝采を浴びた。監督は国家安全保障に反する共謀罪で禁錮8年とむち打ちなどの判決が確定し、今月13日にイランから極秘に出国したと明らかにしていた。
ラスロフ監督はこれまで女性の人権改革に後ろ向きなイスラム革命体制を批判してきた。約2時間50分の作品が終わると、観客らは10分以上総立ちで拍手を送った。マイクを手渡された監督は「イランから抑圧と独裁が消え去ることを願っている」と訴えた。(共同)
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