南太平洋のフランス領ニューカレドニア。新婚旅行で訪れた日に暴動が始まり、2週間近く現地で足止めされている日本人旅行客がインタビューに応じました。
鈴木愛梨さん
「旗があがっていて祝日なのかと思った」
暴動が始まった13日、新婚旅行でニューカレドニアを訪れた鈴木さん夫妻。暴動の影響で空港はすぐに閉鎖されました。
鈴木愛梨さん
「空港の周りが焼きはらわれて灰になっているから、空港が閉鎖されてしまったんですよって、14日に連絡が来て」
2人は離島に渡り、2泊3日の滞在予定でしたが、そのまま現地で足止め。島で大きな混乱は起きていませんでしたが、中心部ではフランスからの独立派の決起集会が行われ、夕方の外出は禁止されていたということです。
鈴木翔也さん
「旗を掲げて人が集まっているくらいの印象だったので、ここまで過激なことになるんだと」
鈴木さん夫妻はきょう、フランス政府が手配した救援機で離島からニューカレドニアの中心都市ヌメアに到着。あすにはオーストラリアに向け出発する予定だということです。
一方、混乱が続くなか、23日、現地に入ったフランスのマクロン大統領。フランス系住民の投票権拡大につながる憲法改正に対し、先住民が抗議したことが、今回の暴動に繋がっていますが、マクロン氏は憲法改正を延期する可能性を示唆するなど、事態の沈静化を急ぎたい考えです。
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