台湾の頼清徳総統の就任式に日本の国会議員らが参加したことに対し、中国政府は21日、「強く非難する」と表明しました。

20日に行われた台湾の頼清徳総統の就任式には、日本から自民党や立憲民主党など超党派の国会議員で構成される「日華議員懇談会」の31人が出席したほか、アメリカのバイデン政権も元政府高官らを派遣しました。

中国外務省 汪文斌 報道官
「少数の国家と政治屋の誤った言動は『一つの中国』の原則や国際関係の基準に背き、中国の内政に対する乱暴な干渉で主権と領土保全を損ない、台湾海峡の平和と安定に危害を与えた。私たちはこれを強く非難する」

中国外務省の汪文斌報道官は21日の記者会見で、「中国と国交のある国が台湾といかなる形の公式往来を展開することにも断固反対する」と反発しました。

また、「台湾独立を求める分離主義勢力に誤ったシグナルを送ることをやめるよう求める」と述べたうえで、「中国は自国の利益を守るために必要な措置を取る」と強調し、台湾との関係強化の動きをけん制しました。

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