「ディディ」「パフ・ダディ」として知られる米人気ラッパーで音楽プロデューサーのショーン・コムズさん(54)は19日、2016年に当時の交際相手の女性に暴行する様子を捉えた防犯カメラの映像が報道されたことを受けて、「私の振る舞いは弁解できないものだ」と謝罪した。
防犯カメラの映像は米CNNが17日に報道した。一緒に宿泊していたホテルで逃げようとした女性を、下半身にタオルを巻いた半裸姿のコムズさんが追いかけ、エレベーターホールで捕まえて引き倒し、蹴る様子が映っていた。
コムズさんは19日にインスタグラムに映像を投稿し、「(防犯カメラの)映像にあった私の行動の全責任をとる」と謝罪。当時を「人生で最も暗い時期」と振り返り、自身の精神状態に問題があったとして「専門的な助けを求め、セラピーやリハビリにも行った。許しを求めているわけではない。本当に申し訳ない」と述べた。
米メディアによると、コムズさんは連邦当局の捜査対象になっており、今年3月には自宅2カ所が捜索された。性的な人身売買、麻薬や銃器の違法取引に関与した疑いがあるが、弁護士は疑惑を否定している。【ワシントン秋山信一】
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