大阪公立大学は研究室で保管されていた約160人分の致死量にあたる「青酸カリ」などの薬品を紛失したと発表しました。
大学によりますと、紛失したのは工学研究科の研究室で保管していた「青酸カリ」と呼ばれるシアン化カリウム25グラムと「青酸ソーダ」と呼ばれるシアン化ナトリウム25グラムです。
今月2日に在庫点検をしていた教員がこの薬品2点を紛失していることに気付いて数日間、研究室内を探しましたが見つからず、14日に大学側に報告したということです。
薬品を使用した場合、その日時や用途、数量を使用者が専用システムに記録する運用で、紛失した薬品については2010年以降の使用履歴がなく、去年6月までは保管庫にあったことが確認されています。
これを受けて大学は全研究室に緊急点検を指示したほか、警察に相談し、被害届や紛失届を出す方針です。
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