14日午前7時35分ごろ、埼玉県戸田市笹目5の首都高速道路5号池袋線下りで、トラック4台と乗用車3台の玉突き事故があった。警視庁交通捜査課によると、渋滞で停車していた乗用車に後方から大型トラック(13トン)が追突。追突された乗用車を含む3台が炎上し、3人の死亡が確認された。さらに前方のトラック3台にも玉突きで衝突し、トラックを運転していた2人が軽いけがをした。
警視庁は、最初に追突した大型トラックを運転していた相模原市緑区下九沢、会社員、降籏紗京(ふりはたさきょう)容疑者(28)を自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で現行犯逮捕した。降籏容疑者は勤務中だったといい、容疑を認めた上で「ぶつかった時に意識はなかった」と話しているという。警視庁は、死亡した3人の身元の確認を進め、事故の詳しい状況も調べている。
警視庁によると、現場は片側2車線の直線で、事故当時は美女木ジャンクション(JCT)に向かう左側の車線が渋滞していた。事故により、首都高5号池袋線下りは高島平―美女木JCT間が通行止めになった。【岩崎歩、加藤昌平】
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