大阪税関は13日、密輸事件で押収した金およそ100キロを一般競争入札で売却すると発表しました。
今回の金は関西空港などで2020年から2023年の間に押収されたもので、およそ12億9000万円相当になります。
アクセサリーなどの形で密輸された金を1枚1キロの延べ板状に加工したものを入札にかけ、売却代金は国庫に入ります。
密輸業者は金を国内に持ち込む際、税関に申告して支払うべき消費税を無申告で脱税し、価格に消費税を上乗せして転売する手口で差額を「もうけ」にしています。
大阪税関によりますと、2018年の罰則額の引き上げで一時は減少していた金の密輸が去年から増加傾向にあるということで、税関は取締りを強化しています。
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