「ピンク色の上着」を着た“何者”かが現れ、大量の肉が店から消えました。

24h無人ホルモン直売所　岐阜入舟店　高井恵里華店長
「マスクや帽子もかぶっているので正直、男性か女性かも分かりづらいねと言われている」

　店に入ってきたのはマスクをして「白いバケットハット」をかぶり、ピンク色の上着を着た人物でした。

　ちなみに、8日の岐阜市の最高気温は22.4度なのに、やや厚着をしているようにも見えます。

　その人物は入店すると買い物かごを手に取り、冷凍庫の中から次々と商品の肉をかごに入れていきます。

　さらに、別の冷凍庫からも大量の肉をかごに入れていくピンク色の上着を着た人物。

　そして、商品を入れたかごを料金箱の上に置くと、店内にある保冷バッグを2つ取り、肉を次々とバッグに入れていきます。

　その後、なぜか1000円だけテーブルの上に置くと、そのまま店から出て行ってしまいました。

　店によりますと、持ち去られたのはホルモンや牛タンなど12袋、約1万円相当でした。入店から約3分間の出来事。

　店は警察に被害届を提出したということです。

24h無人ホルモン直売所　岐阜入舟店　高井恵里華店長
「まさかうちがという思いと、単純に悲しい気持ちになりましたね。こんな小さな店舗でやっておりますので、売り上げに正直、響いてきますので、お金をお支払いに来ていただけたら助かります」

　さらに、同じ系列の横浜市の店では、大量の肉を重そうに盗み出す男の姿を防犯カメラが捉えました。

　9日午後11時半、1人の男が店に入り、ショーケースの中を確認した後に一度、店を後にします。

24h無人ホルモン直売所　真金町店　後藤克也店主
「店に入って出ていく人は結構いるので、特に不思議と思っていなかったが…」

　約1分後、再び男が現れます。今度はショーケースを指でなぞりながら物色。そして、何のためらいもなく肉をわしづかみにして袋にどんどん詰めていきます。

　この後に会計を済ませようと財布を出しますが、なんと支払いはせず、お札を出すそぶりだけ…。

　男は、なぜか500円だけ支払いました。

　男は約50点、5万円相当の肉を重そうにしながら盗んでいきました。

24h無人ホルモン直売所　真金町店　後藤克也店主
「悔しい思いと許せない思いがある。国産だけではなく和牛という形で厳選して高級なものを扱っている。こういうことが起きると一気に赤字になる。地域で無人だけど毎日、品出しに行ったり、地域の人と会話しながらお店作りを楽しんでいたので残念」

　店は被害届を出し、犯人の行方を追っています。

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