警視庁=米田堅持撮影

 東京都渋谷区で車体を跳ねるように改造した米国産の「アメ車」で道路を走行したとして、警視庁交通執行課は13日、相模原市の職業不詳の男性(26)に対し、道路交通法違反(安全運転義務違反)の疑いで交通反則切符(青切符)を交付したと発表した。

 警視庁によると、男性は5日午前1時ごろ、渋谷区神南2の周辺道路で、乗用車の前輪を約40センチ上下させる「ホッピング行為」を繰り返しながら約20メートルにわたって走行し、他人に危害を及ぼすような運転をしたとしている。男性は「人に見せたかった」と話しているという。乗用車は車検を通っており、改造自体に違法性はない。周辺の交通などへの影響はなかった。

 改造アメ車を巡っては、2023年10月に渋谷区のスクランブル交差点付近で、ハンドル操作を誤った車が人混みに突っ込み、男性7人が重軽傷を負う事故があった。同区を中心に車体が跳ねるように改造したアメ車を走らせる行為が一部で「渋谷ジャック」と呼ばれており、警視庁は24年4月27日~5月6日のゴールデンウイーク期間中に警戒を強化していた。【加藤昌平】

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