9日、JR東日本がスタートさせた銀行サービス。
新幹線は「4割引き」に、さらに高速バスは「無料」。鉄道会社ならではの特典が話題となっています。どう活用するのがお得なのか、専門家に聞きました。
■JR東日本が銀行参入 新幹線4割引きなど特典多数
この記事の写真は13枚 エムズコミュニケイト 岡田祐子代表「見たこともないような特典・金融サービスが出た」 鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏
「すごくお得で『何で4割も引くんですか』と質問した記者もいた」
専門家も驚いた銀行。それは、9日から始まったJR東日本のネット銀行「JRE BANK」です。
振込や給与受け取りなどの銀行取引でポイントがたまり、Suicaにチャージしたり、エキナカでの買い物にも使うことが可能。特に注目を集めているのは、鉄道会社ならではの特典です。
口座の残高などによって異なりますが、片道4割引きにしてくれる割引券が最大で年10枚プレゼントされます。
どこへ行くのが一番お得なのか、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに聞きました。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏「東北新幹線で一番長い距離だと終点の新青森とか。あとは秋田新幹線の秋田も1万7000円だったと思うが、それが4割引きで1万円ぐらい」
割引券は新幹線にも利用できます。東京〜秋田駅間は通常1万7820円（大人）ですが、4割引きになるため、片道7128円安くなります。梅原さんによると、これは株主優待並みだといいます。
さらに、スマートフォンで電車に乗る「モバイルSuica」に登録していれば、普通列車のグリーン券も最大で年4枚もらえます。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏「湘南新宿ラインとかグリーン車が連結している電車があれば『きょうは疲れたな、グリーン車に乗ろう』ということができる」
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■「一段上のポイ活」駅周辺でもお得な特典■「一段上のポイ活」駅周辺でもお得な特典
普段の生活でもお得に。
一方、ポイ活に詳しい専門家・岡田祐子さんは、こんな人にメリットがあると話します。
「首都圏に住んでいる、通勤でJRを使っているとか生活圏内にJR東日本があれば、すごく生活に密着したお得な銀行サービス」
駅周辺で受けられる特典、例えば新宿駅。
（社会部・中野希友未記者報告）「駅周辺ではさまざまな特典が受けられます。例えば、高速バスでは片道無料クーポンがプレゼントされます。他にも、駅構内に設置されているATMの引き出し手数料が無料。さらに、駅のレンタカーも割引されます」
他にもJR東日本系のホテルは、デビット決済で宿泊代金が割引になるなどのサービスがあります。
エムズコミュニケイト 岡田祐子代表「いままでは、買い物をすればお得になる。これからはSuicaで電車に乗るとか、鉄道・銀行のようなインフラサービスをひとつにまとめていくことは、一段上のポイ活、必要なスキルにもなってくる」
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