「ワーキングホリデーを取れば違法ではない」などと言ってオーストラリアでの売春を斡旋(あっせん)したとして、男3人が再逮捕されました。

 会社役員の臼井良夫容疑者(54)ら3人はおととし、30代と40代の女性にシドニーの風俗店を紹介した疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、臼井容疑者らは海外売春を斡旋するブローカーで、ワーキングホリデーを取れば違法ではないなどと言って女性を勧誘していました。

 40代の女性は入国審査の際にシドニー市内のホテルの写真をスマートフォンに保存したうえ、「滞在は7日間くらい」などと嘘をつくように臼井容疑者らに指示されていたということです。

 臼井容疑者らが海外売春組織に紹介した女性は3年間で300人近くに上るとみられています。

 アメリカなどでは出稼ぎ売春の疑いがあるとして日本人女性が入国拒否されるケースが相次いでいます。

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