アメリカで大麻の規制を緩和する動きが進んでいます。一方で厳しく制限している日本は大麻に対して今後どのように向き合うべきなのでしょうか。

 アメリカでは大麻を自由に吸えると思っている人もいるかもしれませんが、大きな勘違い。実は、アメリカではおよそ半分の州で、いまだ「使用を禁止」されているんです。

 これまでアメリカでは、乱用の危険性に応じ薬物を5つに分類。その中で大麻はヘロインなどと同じく最も危険性が高い「1類」だったのですが、なんとこれを一部の鎮痛剤などと同じレベルに引き下げるという方針が明らかに。AP通信は、この規制緩和で全米での大麻解禁に向けたハードルがなくなったことを伝えています。

 すでにアメリカでは、ニューヨークやネバダ州、イリノイ州などなど大麻が合法化されている州がいくつも。

 もちろん、これはアメリカに限ったことではなく…。

大麻を購入した客
「カナダで合法化された娯楽用大麻を買うために来た。やっと解禁されたのを見に来たんです」

 2018年には、カナダで大麻が合法化。さらに、先月はドイツでも。どうやら世界では大麻への見方がポジティブに変わってきているような…。

 しかし、そんな流れとは一転。日本で今年にも施行される見通しなのが、大麻取締法などを一部改正した法律。

武見厚生労働大臣
「施用罪を適用することで乱用の拡大の歯止めにつながると考えています」

 これまで大麻は「所持」や「譲渡」が処罰対象でしたが、これにより「使用」も禁止され、罰則が設けられます。若者などの乱用を防ぐためとのことですが、ネットには疑問の声も…。

Xから
「なんか日本が世界に逆行してない?」
「本当に危ないものなのか考え直すべきかも?」

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