建設から50年以上が経った東名高速にかかる橋のリニューアル工事に仮想空間でのシミュレーションが活用され、作業人員や労働時間の削減に成功しました。

 ネクスコ中日本は、2021年から東京と神奈川を結ぶおよそ500メートルの東名多摩川橋で、強度を高めるための工事をしています。

 導入されたシミュレーターは作業員の筋肉疲労まで考慮できるよう設計されていて、人手不足が問題となるなか効率的な工事計画の立案ができます。

 これを使い仮想空間で工事を完了させたところ、専門的な作業工程のなかで、作業員が待機する「スキマ時間」が見つかったということです。

 これを埋めるように工事計画を練り直した結果、当初のものから作業人員や労働時間をおよそ2割削減することに成功しました。

 工事は11月ごろまでに完了する予定です。

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