那覇市首里の龍潭でカモ科の鳥、バリケンが子育てに励んでいる。柔らかな日差しが注いだ1日午後、親鳥に連れられたひなが「ピヨピヨ」と元気な声を水辺に響かせ、遊歩道を歩き回っていた。
野生種のノバリケンを家禽(かきん)化した鳥で、県内では「アヒラー」とも呼ばれる。黄色や褐色のふわふわの羽のひなたちは、親鳥の後を追って池を泳いだり、互いに身を寄せ合って毛繕いをしたりしていた。
池の周辺を散歩する住民らも足を止め、かわいらしい親子の様子に見入っていた。(写真部・名護大輝)
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