栃木県那須町で焼けた夫婦の遺体が見つかった事件で、沖縄県で逮捕された“指示役“とみられる佐々木光容疑者（28）が、「さらに上に指示役がいる」と話していることが新たにわかりました。

佐々木容疑者は「宝島さんのことは知らない」と、殺害された被害者との関係を否定。そして、「自分よりさらに上に指示役がいて、そこから依頼された」と供述しているといいます。

その佐々木容疑者、夜の上野でフリーの呼び込みをしていたとの情報もあります。
佐々木容疑者を知る人：「今年に入ってからなので（働き始めて）2〜3カ月ぐらい。最後は2週間くらい前に見た。寒いときには、お茶とか買ってくれる、めちゃめちゃいい人でした」

働いていたのは、宝島さんの経営する飲食店が建ち並ぶエリアでした。

那覇空港で身柄を確保されたときの状況についても、新たにわかったことがあります。
目撃者によりますと、佐々木容疑者は、那覇空港の1階、到着ロビーの外にある喫煙室から出てきたところを捜査員に囲まれました。その際、佐々木容疑者は、驚きの声を上げたということです。
容疑者を目撃した人：「もう四方八方から、10人ぐらいで取り囲んで。囲まれた瞬間に『びっくりした』と言っていた。（Q．抵抗する素振りは」全然ない。普通な顔で囲まれて、少し捜査員と話して、歩いて行った」

そのとき、福岡行きのチケットを持っていましたが、佐々木容疑者の本籍も福岡だったことが捜査関係者への取材でわかりました。現金、数百万円を所持していたということです。沖縄での拠点は、国際通りの近くにありました。

佐々木容疑者と平山綾拳容疑者（25）の関係性も明らかになったことがあります。お互い、本名すら知らなかったそうです。
佐々木光容疑者の供述：「今年の2月から3月に渋谷のお店で、綾拳（平山容疑者）と知り合った。主にSNSでやりとりしていた」

警視庁は、佐々木容疑者が持っていた複数の携帯電話を押収していて、解析を急いでいるということです。

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