魚の魅力を伝え、環境問題も考える展覧会「ギョギョッとサカナ★スター展」が23日、宮崎県延岡市の延岡城・内藤記念博物館で始まった。初日は人気の魚類学者、さかなクンも延岡を訪れ、県内外から来た大勢の家族連れらでにぎわった。
多彩な魚を紹介するNHK番組の展覧会版で、同館などが主催。会場には全長約5メートルのジンベイザメの剥製が並び、さかなクンがユニークに描いたタコや魚の絵のほか、深海で見つかった空き缶やゴム手袋を展示して海のゴミ問題をテーマにしたコーナーもある。
この日は同館近くの施設で、さかなクンが子どもたちから好きな魚を聞き、その魚を描いて特徴や生態を説明する講演会もあった。
さかなクンは「展示を見て自然の中で身近なお魚を五感で喜び、驚き、楽しみ、お魚から深刻な環境の変化も感じ取ってどうすれば良いかも考えてほしい」と話した。開期は2025年2月24日まで。【重春次男】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。