2025年大阪・関西万博(4月13日~10月13日)の会場となる大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で21日夜、1周約2キロの大屋根「リング」の全周が試験点灯され、暗闇に光の「輪」が浮かび上がった。関係者らが光の強さや色合いなどを確認した。
リングは「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表現、建築家で会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏が手掛けた。23年6月末に着工、三つの工区に分けて建設が進められ、24年8月に本体工事が完了し、円環が一つにつながった。約2万6000立方メートルの木材を使用しており、世界最大級の木造建築物となる。
万博を運営する日本国際博覧会協会によると、年内にはエレベーターやエスカレーターの設置が終わり、屋上の植栽も整えられる。25年2月に落成し、4月の開幕を迎える。【鈴木拓也】
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