2016年の熊本地震で被災した熊本城の監物櫓(けんもつやぐら)(重要文化財)が5月3~5日、特別公開される。23年12月に復旧が完了した記念。市熊本城総合事務所は「本物の良さと着実な復旧を見てほしい」としている。
監物櫓は城域北端にある木造平屋約140平方メートルの建物。創建年代は不明だが1634(寛永11)年の絵図には既に描かれており、倉庫などとして使われたとみられる。熊本地震では外壁の破損や全体が傾斜する被害を受け、21年10月以降、いったん解体して再建する復旧工事が進められていた。
特別公開では内部にも入ることができ、可能な限り元の部材を生かした建物の様子や、耐震化のため追加された格子状の壁などを見ることができる。午前9時~午後5時。無料、予約不要。問い合わせは同事務所(096・352・5900)。【中村敦茂】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。