2005年に東京・三鷹市で起きた殺人事件で警視庁が殺人の疑いで重要指名手配していた上地恵栄容疑者(犯行当時49)が事件の翌年に死亡していたことが分かりました。
上地恵栄容疑者は2005年11月、三鷹市のアパートで居酒屋チェーン店の副店長・永野和男さん(当時53)を殺害したとして警視庁に重要指名手配されていました。
事件発生から18年が経ち、新たな情報がないなか、警視庁は過去に死亡している可能性も視野に捜査をしてきました。
その結果、事件現場に残されていた血痕から採取されたDNA型や指紋などが2006年3月に石川県加賀市の山の中で遺体で見つかった男性と一致するなどしたということです。
現金4万5000円や眼鏡が見つかりましたが、身元が特定できるものがなかったことから石川県警は当時、この遺体を身元不明として取り扱っていました。
状況などから自殺とみられています。遺書は見つかっていません。
警視庁は今後、容疑者死亡で書類送検する方針です。
警視庁の佐藤雅一捜査一課長は「長きにわたり多くの捜査員が尽力してきた。死亡という形ではあるが、上地容疑者を発見することができ、ご遺族に報告ができる」とコメントしました。
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