沖縄県の人口が2年連続で減少していることが12日、分かった。総務省が同日公表した人口推計によると、2023年10月1日時点の県内人口は146万7963人で、2022年の146万8318人から355人減った。減少率は1972年の日本復帰以降、初めて減少に転じた2022年の0・01%から0・02%と増えた。

 総務省統計局は、死者数から出生数を引いた自然減数の増加が主な要因だとしてる。2023年の自然減数は2236人に上り、2022年の716人を上回った。

 転入数から転出数を引いた「社会増減数」は、2023年で転入2万6233人、転出2万7081人の848人減だった。22年の社会増減数は571人増だった。

 沖縄県の人口増減率は、2019年が0・51%増、2020年が0・41%増、2021年が0・07%増。以降、減少に転じ、2022年が0・01%減と推移している。

 一方、47都道府県で人口が増えたのは東京都のみで、0・34%増だった。

 総務省の人口推計は、5年に1度の国勢調査を基に、出生、死亡、出入国の動きを反映して算出している。

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