琉球調理製菓専門学校(大山勝校長)の学生が考案した3種のパンをオキコストアが商品化した。10月末まで県内10店舗で販売される。同校との企画は昨年に続き2回目で、沖縄製粉が協力した。自由な発想で試行錯誤を繰り返した学生は商品完成を喜んでいる。

 商品は3種。沖縄の風情あふれる石畳をイメージしたちぎりパンにメープルクリームを合わせ、きなこのグレーズでコーティングした「沖縄石畳ブレッド」(300円)、見た目だけではなく、味にもこだわった「そっくりマロン」(280円)、秋らしく甘い芋のフィリングを入れたかわいらしい「ポテハリネズミ」(240円)。

 販売するのは「パン工場」「フレッシュベーカリー メルヘン」など県内10店舗で、期間は5~31日まで。

 オキコストアの比屋根裕輝さんは「学生には普段できない経験をし達成感も味わってほしい。学生の意見に私たちも気付きがあり、有意義だった。人手不足ということもあり、将来的にパン業界の道へ進んでほしいとの思いもある」と語った。

 「沖縄石畳ブレッド」を完成させた同校2年の田福海さん(20)は「沖縄らしい見た目にこだわり、味にも自信はある。家族で2度、3度購入してもらえたらうれしい。お店に並ぶのが楽しみ」と話していた。(社会部・新垣亮)

(写図説明)新商品を考案した琉球調理製菓専門学校の学生ら=1日、浦添市の同校

(写図説明)学生が考案した(左から)沖縄石畳ブレッド、そっくりマロン、ポテハリネズミ

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