能登の豪雨で孤立している珠洲市真浦町では、1月の地震でも被災した旅館を経営する男性が行方不明となっています。
遺体の身元はまだ分かっていませんが、近くの集落で50年にわたって続く旅館「海楽荘」を営む池田幸雄(70)さんが、豪雨で流され行方不明となっています。
豪雨となった21日、妻の真里子さんは幸雄さんと一緒に旅館から外を眺めていました。
突然、鉄砲水が旅館に流れ込み避難をするために外に出た直後、幸雄さんが流されたということです。
池田幸雄の妻 真里子さん
「2人流されて、私は柵に引っかかって。『お父さんどこ?』と言ったら、そこで手を上げていたから、手を捕まえようと思った時にもう、後ろから鉄砲水がきた。10センチぐらい、手がもう届くというところで流れていった」
海楽荘は今年1月の地震で外壁や風呂場が破損し、休業を余儀なくされました。
2月から復旧事業者向けに営業を開始し、来月からは一般客向けにも営業を再開する予定でした。
池田幸雄の妻 真里子さん
「2人で頑張って働いて、やっとなんとか仕事以外になるのかなと思ったころに、ぽくっといなくなると、あとどうしようと思うくらいに」
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