「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件の裁判で、捜査を担当した警察官が「須藤被告の自宅からの押収物に覚醒剤反応があった」などと証言しました。

 起訴状などによりますと、元妻の須藤早貴被告(28)は2018年5月、夫だった野崎幸助さん(当時77)に和歌山県田辺市の自宅で何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われています。

 須藤被告側は無罪を主張しています。

 今月24日の裁判では当時、捜査を担当した男性警部補が出廷し、2019年7月に須藤被告の自宅から押収したライダースジャケットやハイヒールなどから微量の覚醒剤反応があったなどと証言しました。

 また、野崎さんが自宅で使用していた歯ブラシからも覚醒剤反応があったということです。

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