東北新幹線が時速315キロで走行中に連結が外れるという前代未聞のトラブルが起き、およそ4万5000人に影響が出ました。
■こまちの乗客「子どもが降りると泣き…」
東北新幹線で起きた連結トラブル この記事の写真19日午後1時半過ぎの東京駅構内の様子です。行列の先にあるのは、みどりの窓口。新幹線の切符の払い戻しを求める人などで、ごった返していました。
この原因となったのは、東北新幹線で起きた連結トラブルです。
「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ、車両が離れた場所でそれぞれ止まっています。
「こまち」が切り離されてしまった午前6時すぎ、「こまち」は秋田駅を出発。午前7時半すぎに盛岡駅で「はやぶさ」と連結し、東京を目指していました。しかし、午前8時すぎ、古川駅と仙台駅の間で連結が外れ、後ろを走る「こまち」が切り離されてしまいました。
この時、新幹線の時速は315キロ。高速走行中に連結器が外れてしまったのです。こまちの乗客は、次のように話します。
こまちの乗客「(Q.衝撃はありました?)そんなになかった。なんで止まったのかなと」
「体調崩された方は分からないですけど、お子さんが“降りる”と泣いていました」
■徹夜明けの人も…「早く帰って眠りたい」
駅にあふれ返る人たち運転取りやめとなったため、仙台駅や東京駅は切符の払い戻しをする人、行き場をなくして立ち往生する人であふれ返りました。
仙台へ帰る人「帰ろうと思ったら新幹線が止まってしまって。それで、これからひたち号で帰ることにした。六本木のマハラジャに踊りに。眠っていないので、筋肉痛もあるし、もう早く帰って眠りたい」 仙台→東京 5時間遅れで到着した人
「困ったな。大変だ、もう会議が全然できなくなっちゃって。(時間が)3倍くらいかかった。困ったの一言だ」
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■青森へ向かう家族「もう一日中、東京駅」■青森へ向かう家族「もう一日中、東京駅」
再度購入した新幹線も運休に家族と青森観光する予定だった男性は、午前10時すぎに乗車するはずの新幹線が運休に。払い戻しをした後、運転再開が決まりました。
青森へ向かう家族「朝から待っていたので疲れ気味ですけど、なんとか行ければ良いかな」
「(Q.今回の旅は、どう?)災難です。なんとか、きょう中にたどり着けばいいかな」
午後2時頃、再び切符を買い青森を目指した男性。ところがおよそ1時間半後、カメラの前に再び男性が表れました。
青森へ向かう家族「乗ろうとしていた列車の運休が決まって、もう旅行するのが困難だなと考えたので、旅行を中止することにした」
再度購入した新幹線も運休する災難に見舞われ、結局、家族旅行を延期して、自宅に戻ることになりました。
青森へ向かう家族「もう一日中、東京駅ですね」
「朝の9時くらいからいたので6、7時間くらいいる」
「また予約を取って、みんなの都合をつけて行きたい」
「あまりトラブルなく行けるようにしたい」 原因は調査中
運休した新幹線は上り、下り合わせて72本にもおよび、およそ4万5000人に影響が出ました。
JR東日本は連結器の外観に異常はなく、原因を調査しています。
(「グッド!モーニング」2024年9月20日放送分より)
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