相次ぐ高級国産車の窃盗事件。なぜ国産車が狙われ、車はどこに行っているのでしょうか。

 (社会部・石出大地記者報告)
 国産車のうち特にアルファードは、去年全国で最も多い700台が盗まれています。

 犯人は「CANインベーダー」を使って特殊な方法で盗んでいます。

 そして車の多くは海外に不正に輸出されていて、警視庁の捜査員によると、国産車は耐久性があり「日本製のエンジンは圧倒的に優れている」と話す容疑者も多いといいます。

 盗まれた車は、まず車を解体する「ヤード」に運び込まれます。盗難車と分からないように車体番号を打ち替えたり車を解体するなどして、船で海外に輸出されます。

 一方、一部は国内で暴力団関係者の手に渡ったり、中古車オークションなどで違法に販売されることもあるということです。

 警視庁はヤードの摘発を強化するなどして被害を食い止めたいとしています。

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