東京・八王子で19日午後、広範囲でひょうが降り出し、フロントガラスが割れるなどの被害が続出しました。また、激しい雷雨に見舞われた神奈川県では、下水道工事の作業員が流されたとの情報もあります。
■八王子で巨大なひょう
容赦なく車の天井とボンネットを打ちつける氷の塊。撮影した男性によると、空から次々と降ってくる光景は、まるで「製氷機のようだった」といいます。
驚くべきは、その大きさです。50年八王子に住んでいる人によると、今まで見たこともない“ゴルフボール以上の大きさだった”といいます。
ひょうの直撃を受けたフロントガラスには、威力を物語るように、次々とヒビが入ります。なかには、サイドミラーが破壊されてしまった車も…。
撮影者
「でかいのだと握りこぶしくらいのサイズが見た中では一番大きかった」
大粒のひょうを降らせた原因は、今年の異常な残暑です。平年を超える日中の暑さが、大気の状態を不安定にさせました。
■下水道工事で2人流される
東京・町田市では暴風雨が渦を巻き、台風のような激しさに。この天気の急変が、人的な被害につながった恐れもあります。
消防によると、神奈川県相模原市で午後4時半ごろ、下水道工事をしていた男性作業員2人が流されたという通報が入りました。
消防は、猛烈な雨の影響で急激に水量が増した可能性があるとしています。当時、現場の上空では、発達した積乱雲によって1時間に33ミリの激しい雨を観測していました。
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