北海道・知床半島沖で乗員乗客全26人が死亡・行方不明となった観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の沈没事故で、今年8月に現場付近で見つかったデジタルカメラの特徴が、乗客の持っていたものと一致したことが14日、関係者への取材で判明した。事故で亡くなった男性の遺品の可能性が高く、道警は遺族の元へ送付した。
関係者によると、カメラの機種、色、付属品の一部が一致した。損傷が激しかったため、道警はデータ解析を断念した。
カメラは8月14日、知床岬付近の海岸を慰霊で訪れた住民グループが発見。事故犠牲者の遺品の可能性があると考え、道警へ届け出た。その後、2組の乗客家族から「自分の家族のものかもしれない」と連絡が入り、道警が特定を急いでいた。今後、データは専門業者が解析を試みるという。【伊藤遥、後藤佳怜】
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