13日も日本列島は、真夏のような暑さとなりました。
全国の69地点で猛暑日を記録。西日本を中心に暑い一日となりました。
日本で一番暑かった福岡県太宰府市は、37.1度まで気温が上昇しました。太宰府市では、7月から猛暑日が連発。13日で、その日数は55日目となりました。
広島県福山市の学校では、おととし、複数の生徒が熱中症の症状を訴えたため、今年は、体育館での実施に切り替えました。
近大附広島 高・中福山校 藤井寿久校長
「一番は熱中症対策。『命を大切に』を第一に考えたときには、こういう開催になると思う」
全国では13日、少なくとも132人が熱中症の疑いで搬送されています。
埼玉・日高市の『巾着田曼珠沙華まつり』。500万本のヒガンバナが、真っ赤な絨毯のように咲き誇ります。しかし…
日高市商工観光担当・澁谷宜範主任
「すごく気温に左右される花。秋の花なので、涼しくなって秋を感じられるようになると、芽が出て花が咲く。『まだ秋じゃねーな』って、成長が止まったまま。最低気温が20度下回ってくるとと、徐々に芽が出てくる」
去年も開花が遅れたため、今年は、開催日を4日ずらしましたが、それにも増して残暑は厳しかったようです。
日高市商工観光担当・澁谷宜範主任
「去年もこの時期に外国のツアー客が来て、すごく楽しみにしてきて、花がなくて泣いて帰った。ちょっとそれは申し訳ないなと。自然のままの群生地というを売りにしているので、どうしても人間側が合わせなくてはいけないのかな。暑さが一枚上を行ったような形でした」
澁谷さんによれば、見ごろは、9月末ごろになる可能性もあるといいます。
日高市商工観光担当・澁谷宜範主任
「咲かないわけじゃないです。ちゃんと芽は根付いてますので。花のことなので、どうなるか難しいが、具合を見ながら(開催期間延長を)検討しないといけない」
大阪府岸和田市。4トンを超える山車が町中を駆け回る『岸和田だんじり祭』の“試験曳き”が13日、行われました。
そもそも、秋の訪れを告げる風物詩ですが、暑さ対策には余念がありません。
会場のそばに3トンの保冷車を常時配置。用意する飲み物の量は、年々、増えているといいます。
沼町だんじり 若頭・瀧谷厚之さん
「小さい子どもたちとか、青年団、前をひいてる若い子らが熱中症で倒れないようにと、一番に考えて給水部隊をやっている」
先月末、台風10号の影響で停電などの被害が出た鹿児島・奄美大島。ホテルでは備えが、急ピッチで行われていました。次なる台風の13号は、14日夕方ごろ、奄美地方に最接近する見込みです。沖縄本島でも、瞬間的に40メートルの暴風が吹く恐れがあります。
東京では、夜の暑さも続いています。熱帯夜は13日で3日連続。エアコンは、まだまだ欠かせない存在です。
エアコンの依頼は、以前に比べ倍増しているそうです。
エアコンランド横浜店・菊池直大店長
「これだけ暑い気温なので、エアコンが使えなくなってしまったと、至急、入れ替えしたいという問い合わせは非常に多い。まだしばらくこの暑さは続いていくと思うので、10月ぐらいまでは、忙しい時期は続いていくのでは」
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