新潟県警は12日、長岡市の男性(20)を窃盗容疑で誤認逮捕したと発表した。逮捕から約3時間後に釈放され、県警は男性に謝罪した。防犯カメラの確認が不十分だったことなどが原因だという。
県警によると、5月31日夜、新潟市西区のリサイクルショップで、ジャージーなど衣類3点(販売価格計13万9960円)が盗まれた。男性が盗まれた衣類を別のリサイクルショップで売却しようとしていたことなどから、新潟西署が8月30日午後7時35分に窃盗容疑で逮捕した。
しかし男性は「その店舗には行っていない」と容疑を否認。衣類は知人から買ったと説明したことなどから、三条市の会社員の少年(17)の関与が浮上。県警は男性を同日午後10時39分に釈放し、今月12日に少年を同店舗で衣類2点(販売価格計9万4960円)を盗んだ疑いで逮捕した。容疑を認めているという。残る衣類1点は別の人物が窃盗に関わった疑いがあるとみて捜査している。
県警刑事総務課の白井秀夫課長は「男性とご家族には心よりおわび申し上げる。職員への指導教養を徹底し、適正捜査と再発防止に努める」とコメントした。【中津川甫】
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