ツキノワグマ(環境省提供)

 環境省は12日、クマの市街地出没が増える時期を前に、対策について意見交換する関係省庁連絡会議を開いた。ホームページでも定期的に公表している各種データを改めて報告。4~7月の出没件数の速報値は計1万704件で、過去最多の人的被害が出た昨年度の同時期(8536件)を上回ったという。7月までの捕獲は2471頭、4~8月の人的被害は56件58人(うち死者2人)だった。

 環境省によると、都道府県別の出没件数は、1993件の岩手が最多。839件の京都、746件の島根が続いた。人的被害は、秋田が9件、岩手、長野が各8件の順だった。青森、岩手で各1人が亡くなった。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。