大分市で昨年8月、妻=当時(38)=と息子=同(9)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた夫で無職、首藤伸哉被告(67)の裁判員裁判論告求刑公判が23日、大分地裁で開かれ、検察側は「あまりにも人の命を軽視した事案だ」として無期懲役を求刑した。検察側冒頭陳述によると、妻は妊娠7カ月で胎児も死亡した。
首藤被告は19日の初公判で起訴内容を認めていた。
起訴状によると、昨年8月8~9日、自宅で妻の李東娜さんの背や胸を、養子の佑馬君の胸をそれぞれナイフで刺し、失血死させたとしている。
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