水戸地方裁判所=川島一輝撮影

 オンラインカジノで賭博をしたとして常習賭博罪に問われた東京都台東区、自営業、藤野正一被告(49)の初公判が23日、水戸地裁(有賀貞博裁判官)であり、藤野被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し、即日結審した。

 藤野被告は「ストマック」名義で、賭博に興じる様子を動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で配信していた。チャンネル登録者数は23日午後1時時点で約12万5000人。

 起訴状によると、藤野被告は2022年11月1~26日ごろに計41回カジノサイトにアクセスし、トランプの合計点で勝敗を争うバカラに530万円超を賭けたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、藤野被告が動画の視聴者を増やし、カジノ運営会社からの広告報酬も得ようと賭博行為を行ったと指摘。弁護側は、藤野被告が起訴内容を認めて反省しているなどとして執行猶予付きの判決を求めた。判決は5月8日。【西夏生】

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