将棋の藤井聡太八冠(21)に豊島将之九段(33)が挑戦する、名人戦七番勝負の第2局を23日に控え、両者が意気込みを語りました。

藤井聡太八冠
「第1局、いくつか反省点があったかなと感じているので、それを踏まえて第2局、より良い内容の将棋が指せるように精一杯頑張りたい」

豊島将之九段
「第1局、9時間という持ち時間で久しぶりに対局して手応えがあった部分もあったので、それを活かして第2局以降も精一杯頑張っていけたらと思っています」

 千葉県成田市の成田山新勝寺で23日から始まる名人戦七番勝負の第2局を前に、前夜祭が開かれました。

 藤井八冠は、20日に行われた叡王戦五番勝負の第2局で敗れました。

 タイトル戦の連勝記録が16でストップし、歴代1位の大山康晴十五世名人の17連勝に届きませんでした。

藤井聡太八段
「(Q.叡王戦第2局の反省は?)激しい展開の将棋だったが中盤で軽率なミスが出てしまって、チャンスの少ない展開にしてしまったと思っている」
「(Q.名人戦第2局の挑戦者の作戦の予測は?)色々な戦形を指されていますので、特定の戦形をあらかじめ予想するのは難しいというのが正直なところかなと。序盤から1手1手深く考えて指したいと思っています」

 一方、5年ぶりの名人返り咲きを目指す豊島九段は第2局に勝って1勝1敗のタイに戻したいところです。

 前夜祭の前には成田山新勝寺の本殿で祈祷が行われ、検分では、対局室で駒などを確認しました。

 名人戦七番勝負第2局は23日午前9時から始まります。

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