全国の高校生が地元食材を使った料理の腕を競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(主催・全国食の甲子園協会)の沖縄大会が31日、那覇市のおきでん那覇ビルの「カエルぴあ なは」で開かれ、首里高校=同市=が優勝した。11月に東京都で開催される全国大会に出場する。

 大会には県内5校から5チームが出場。30分以内に料理を作り、プロの料理人らによる試食と料理の魅力や工夫などを伝えるプレゼンの合計点で審査された。

 首里高2年の幸地向日葵(ひまり)さんと上原千和(ちより)さんは車麩(ふ)を使った「心と体の命薬(ぬちぐすい)キッシュ」を作った。車麩で成形した「型」に田イモや紫キャベツ、炒めたキノコなどを詰め、ワサビとハーブソルトの2種類の豆腐ソースをかけた。

 ことし同校のクッキング部に入ったという2人は「初めての挑戦で不安だったけどうれしい。全国大会に向けさらにブラッシュアップしたい」と意欲を示した。審査員を務めたホテル「ザ・ビーチタワー沖縄」の調理主任、樺山一樹さんは「キッシュの底の麩が水分を吸わないようバターを塗ってサクサク感を出した工夫が素晴らしい」と講評した。(社会部・大野亨恭)

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