台風が上陸した鹿児島県では、広い範囲で停電が続いています。

 (下鶴琴音アナウンサー報告)
 鹿児島市のJR鹿児島中央駅前です。JR在来線、九州新幹線ともに29日、始発から運転を見合わせています。

 台風の勢力は弱まりつつあるということで、こちら風はほとんどなく弱い雨が降り続いているような状況です。

 九州電力によりますと、午前10時現在で県内の約2割にあたる21万戸が停電していて、街中でも28日から点灯していない信号機なども見られました。

 鹿児島港では28日夜、岸壁に止めていた小型船の64歳の船長が海に転落し、現在も行方不明となっています。

 また、風であおられ屋根から転落するなどで県内では少なくとも16人がけがをしています。

 台風が遠ざかりつつありますが、県内では家屋の損壊など徐々に被害が明らかになっています。

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