大阪・豊中市の公園で19日、22歳の男性が集団で暴行を受け、意識不明の重体です。警察は3人の少年を殺人未遂の疑いで逮捕しました。男性と少年らは大阪・ミナミの繁華街で知り合ったとみられます。

110番通報があったのは18日午後10時半過ぎ。

通報
「男女数名がリンチしていた」

倒れていた男性は顔がはれて、口から血を流していました。なぜか下半身は下着を着けず、裸の状態だったということです。

男性は意識不明の重体で、公園に落ちていた身分証から京都市在住の22歳と判明しました。

搬送される男性を目撃した人
「ひどすぎるわ。運ばれていく様子を見ていたら、ズボンもはいてないし、酸素（吸入）してるし。お巡りさんに大丈夫って言ったら『わからん』って」

公園で男女を目撃
「何人かはいた。女の子の声もしたから、ふざけて遊んでいるとしか思わなかった。めったにそういう若い子は、ここでたむろしたことはない」

なぜ京都に住む男性が大阪で襲われたのか。現場は、阪神高速と名神高速が交わる豊中インターチェンジの近く。マンションや戸建てが立ち並ぶ住宅街にある公園で事件は起きました。

近所の人
「18日午後10時半くらいにマンションのベランダからのぞいた時に、滑り台の一番上の方に男性が座っているのを見た。普通に若者が喋っている、騒いでいるって感じ」

警察は19日夜、19歳から16歳の少年3人を殺人未遂の疑いで逮捕したことを明らかにしました。

3人は、道頓堀の看板近くに集まる、いわゆる“グリ下”仲間だったということです。被害者の男性ともグリ下で知り合ったとみられます。

警察は、他にも犯行に関わった男女数人がいるとみて行方を追っています。

▶「報道ステーション」公式ホームページ

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。