群馬県みなかみ町で親子2人が死傷した事件で、殺人未遂の疑いで公開手配されていた長男がダム内で遺体で見つかりました。

 この事件は7日、みなかみ町大沼の住宅で、木槫正さん(92)と55歳の娘が血を流した状態で倒れているのが見つかり、正さんの死亡が確認されたものです。

 現場の住宅近くの利根川に掛かる橋付近からは長男の木槫孝一容疑者(51)の車が見つかっていて、警察は現場の状況などから娘を殺害しようとした殺人未遂の疑いで、木榑容疑者を公開手配していました。

 10日午前8時半ごろ、車が見つかった現場からおよそ17キロ離れた昭和村川額の利根川を流れる綾戸ダムの関係者から「ダム内の機械の上に人のようなものが映りこんだ」と、警察に通報がありました。

 警察官が駆け付けると、それは全裸の木槫容疑者の遺体でした。

 警察は今後、ダムで見つかった経緯や死因などを詳しく調べるということです。

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