長崎県佐世保市母ケ浦町の佐世保実業高校などを運営する学校法人佐世保実業学園は19日、40代の女性理事長が退任したと発表した。理事長が多くのパワーハラスメントをしたとの指摘があり、同学園は混乱を招いた責任を取る形で退任し、理事も辞任したとしている。
同学園によると、佐世保実高では、理事長が就任した2019~23年度に教職員78人が退職。3月に現職の教職員に実施したアンケートでは、理事長から▽「屋上から飛び降りるか」と言われた▽書類を投げつけられた▽無視や減給をされた――などの回答があった。
元教員の一人は取材に「理事長は気に入らないと無視をしたり決裁をしなかったりする。ほとんどの職員が被害を受けているはずだ」と話した。【綿貫洋】
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