大阪府警本部

 大量の塩を含む母乳のような液体を息子に摂取させて体調を急変させたとして、大阪府警は8日、大阪市此花区の契約社員の女性(27)を傷害容疑で逮捕した。「全く意味が分かりません」と容疑を否認しているという。府警は虐待の可能性が高いとみている。

 逮捕容疑は大阪府内の病院で2024年1月、生後1カ月だった息子に塩が入った母乳のような液体を与え、高ナトリウム血症などにさせたとしている。息子は集中治療室で5日間の治療を受けたが、命に別条はなかった。

 府警捜査1課によると、息子は未熟児としてこの病院で生まれ、入院中だった。女性が搾乳した母乳を病院に届け、看護師が胃管チューブで摂取させたところ、体調が急変したという。

 捜査関係者によると、女性は20年9月、別の息子の口に血液のようなものを入れたとして逮捕され、暴行罪で執行猶予付きの有罪判決を受けていた。【林みづき】

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