福岡市志賀島

 30日午後3時5分ごろ、福岡市東区の志賀島の海水浴場で、海の家の男性従業員から「浮輪に乗った2人が流された」と119番があった。福岡海上保安部によると、3~4歳くらいの男児と女児が沖に流され、すぐに救助されたが、男児は意識不明の重体。女児は命に別条はないという。

 海保や福岡県警などによると、子ども2人はフラミンゴのような形をした浮き具に乗っていて約100メートル沖に流され、2人とも海に落下した。浜にいた成人女性が泳いで助けに向かって2人を救助し、漁船が3人を引き上げた。流された2人や成人女性は、大人9人、子ども5人で海水浴場を訪れていたメンバーの一部とみられる。

 山口県下関市の会社員、平川勇杏さん(23)は「岸から100~150メートル離れた沖合にピンクのゴムボートのようなものが浮かんでいて、それに向かって泳いでいる人の姿が見えたが、まさか子どもが溺れているとは思わなかった」と話した。【河慧琳、栗栖由喜】

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