沖縄県警与那原署は29日、本島南部に住む60代女性が「年金機構」の職員を装った男からの電話で現金約50万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。日本年金機構によると、2023年度の相談件数は1132件で前年度の3・1倍。年金事務所などの職員を装って現金をだまし取ったり、個人情報を聞き出したりしようとする不審電話は急増しており、県警も注意を呼びかけている。

 同署によると、今月20日、女性の自宅に「払い過ぎた年金の返金をしたい」「今日中に手続きをしないと返金できない。返金の手伝いをするので、ATMに向かってください」との電話があった。

 女性は自分の携帯番号や口座番号を伝えた。その後、ATMに到着したところで電話があり、指示された口座に約50万円を支払ったという。

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