首里城祭実行委員会(湧川盛順委員長)は28日、那覇市内で、首里城復興祭などに出演する国王と王妃の公開選出会を開いた。本年度は国王36人、王妃21人の応募があり、審査の結果、国王に知念大河さん(26)=南城市、王妃に志喜屋佑衣さん(21)=同=が選ばれた。一般公開の審査会は5年ぶり。

 1次審査を通過したそれぞれ5人が壇上で自己PRし、最終審査で新国王と新王妃が決まった。2人は、首里城復興祭(11月2~4日)や正月の「新春の宴」(来年1月1~3日)に出演する予定。

 会社代表の知念さんは、沖縄県内で少年少女の野球指導やインスタグラムでプロ野球日本ハムの新庄剛志監督の物まねをし、野球の技術や魅力を発信している。「大好きな沖縄のために、少しでも力になりたいと思って応募した。インフルエンサーとして、子どもたちにも首里城のことを伝えていきたい」と力を込めた。

 会社員の志喜屋さんは「高校時代から憧れだった。沖縄の芸能や文化など、多くの人に魅力を発信していきたい」とはにかんだ。

(社会部・玉那覇長輝)

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