2024年度沖縄タイムス伝統芸能選考会「舞踊の部」新人賞の選考が27、28の両日、那覇市久茂地のタイムスホールで行われた。計14人が受験し、審査の結果、11人が入賞した。応募者は18人で、棄権者を除く合格率は78・6%だった。
豊見城市立伊良波中2年の潮平寧々さん(14)は合格を手繰り寄せ、「ほっとしている」と笑みを浮かべた。小学校低学年のころ、琉球舞踊の公演で師匠の一人舞を見たのをきっかけに舞踊の道を志した。「将来は師匠のように舞台に立ちたい。引き続き稽古を頑張る」と表情を引き締めた。
【選考評=平良律司子選考委員】2日間にわたる舞踊新人賞の試験が終わりました。受験予定者の一部がコロナのために棄権を余儀なくされたことはとても残念でした。
さて試験について、小道具「かしわく」の扱い方が自分の体と伴っていない点が気になりました。愛しい人への糸を紡ぐ小道具なので大事にしてほしいと思います。
一方、男踊りはめりはりが必要でただ力を入れるのではなく、大きく体や手をどこで決めるかで「型」がでてきます。ナヨリ、ムチミ、ガマク…。難しいですよね。それらの型を表現できるようしっかり先生から指導を受けてください。
入賞者は次の通り。
(敬称略)
多和田真子(15)=那覇市▽潮平寧々(14)=豊見城市▽﨑原裕絢(16)=那覇市▽仲地愛海(13)=沖縄市▽佐野結衣(13)=糸満市▽根神海姫(13)=宜野湾市▽儀間美輝(28)=那覇市▽比嘉彩愛(13)=豊見城市▽當山紗良(16)=那覇市▽玉村美祐(27)=南風原町▽安里七海(17)=多良間村
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