千葉県野島崎の南西沖で自力航行できなくなった旅客船に対して水やおにぎりなどの物資が届けられました。一方、えい航されて伊豆大島の岡田港に到着するのは早くても25日早朝だということです。

 第三管区海上保安本部などによりますと、24日に自力航行できなくなった東海汽船の高速旅客船「セブンアイランド愛」は、伊豆大島の岡田港に向けてタグボートがえい航しています。

 午後6時半ごろには羽田航空基地所属の中型ヘリが水2リットルのペットボトル66本やおにぎり、菓子パンなどの物資のほか、乗客の多くが船酔いの症状を訴えているため酔い止めを旅客船に届けました。

 当初は24日午後5時ごろ、伊豆大島の岡田港に到着する予定でしたが、海の状況が悪く、スピードを出すとロープが切れる恐れなどがあるため、到着は早くても25日早朝になる見通しです。

 船には乗客116人、乗組員5人が乗っています。

 このうち、10代を含む3人が体調不良を訴え、特殊救難隊が健康状態を確認しましたが、命に別状はないということです。

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