「幻のキャベツ」といわれる「419」を使った料理について説明する万座プリンスホテルの藤原光弘料理長=嬬恋村で2024年6月28日午後6時4分、庄司哲也撮影

 万座プリンスホテル(群馬県嬬恋村)は、出荷量が限られ、「幻のキャベツ」と呼ばれている通称「419」(麗峰)を使ったイタリアンテイストのコースディナーを、収穫期の9月20日~11月9日に提供すると発表した。

 品種番号が通称となっている419は、驚くほど柔らかく甘いのが特徴。その半面、栽培が難しく傷みやすいという弱点があるため市場にほとんど出回らないことから「幻のキャベツ」と呼ばれるようになった。

 コース料理の内容は、嬬恋キャベツとカニの生春巻き、嬬恋キャベツとポテトのジェノベーゼ、高崎パスタの嬬恋キャベツとサルシッチャのクリームソースなど。同ホテルは「幻といわれるキャベツだが、4000個を仕入れる予定。特別感を味わってもらいたい」としている。【庄司哲也】

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