兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は12日、斎藤知事の進退について「政治家なので、最終的には政治家本人が判断することだと思う」と述べた。府庁で報道陣の質問に答えた。
吉村氏は「パワハラやおねだりの問題が指摘されているが、そこについての事実関係をはっきりさせる必要がある」と指摘。「百条委員会(調査特別委)ができているので、斎藤知事が自分の口で説明するのが良いと思う」と促した。
大阪維新の会の横山英幸幹事長(大阪市長)も市役所で取材に応じ、「パワハラの事案が本当にあったのかしっかり調査して解明した上で、どう対処するのかが一番重要だ。出処進退というステージにはまだなっていない」との認識を示した。
斎藤知事は2021年、大阪府財政課長を辞し、自民党と維新の推薦で兵庫県知事選に立候補、初当選した。【村上正、鈴木拓也】
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